チョウゲンボウ・・大陸型!


野津田公園では、久々にチョウゲンボウ♀を見かけて珍しい!とよろこんでいました🎶
上空でカラスの声がするので見上げると、かなり高い位置でカラスにモビングされていました。
チョウゲンボウは、タカ類の中では、尾羽が体長との比率で一番大きい鷹です。翼も幅が狭く長く見えヒラヒラと飛ぶ感じです。
市内でも開けた畑地、芝地グラウンドなどが有る場所で採餌(小型鳥類、ネズミ、昆虫類)する猛禽類です。

ただし撮影時、飛翔の仕方、色合いに違和感を感じました。カラスのモビング、強い光線のせいかなと思っていました。

その後、鳥類に詳しい知人に撮影写真を見せたところ、大陸型のチョウゲンボウだろうとの指摘を受けました。

写真で仔細にチェックしたところ、内地型チョウゲンボウに比べ、体・下雨覆等の黒色斑紋が細かく、黒色が薄い、
ただし腹部全体は赤茶色味がやや強い結果、黒色斑のコントラストが弱く、全体に淡色に見える。
翼がやや幅広く短く見え、尾羽根は短く見える。
体もガッチリした感じで、飛翔も力強く感じられ、内地型のようにヒラヒラする感じが弱く感じた。
亜種としての形態的識別点が明確にされておらず、大陸型自体も変異が多いのですが、
総合的な判断で、大陸型のチョウゲンボウ(チョウセンチョウゲンボウ)だとしました。

*亜種:種として区別するほど違いはないが、種の個体差以上の形態等の差異が有るもの。ただし、明確な定義は無いです。
*モビング:縄張りなどに外敵が入ってくるの防ぐための、疑似攻撃。
*大陸型のチョウゲンボウは、冬鳥として少数渡来し、関東ではまれに観察される程度と言われています。

 

 

 

  1. pi より:

    すいません!この子はチョウゲンボウですが、鷹ではなくハヤブサ科のハヤブサの仲間になります。受け売りですが、200から300万年前に、スズメやオオム、インコから分枝したことがゲノム調査ではっきりしたそうです。
    外見の決め手は、瞳孔が黒または、茶色で、目の上の日除の出っ張りがないこと。太陽の影響を受けづらいこと。ほっぺの黒い反射避けがあることだそうです。
    家の子も、砂浴びが好きで、終生保護したスズメにそっくりな行動をとります。
    散歩しても、オオタカなどと違って、真上のトビを警戒しています。
    オオタカは、眩しそうです。私も眩しいのでトビは、確認できないこと多いです。
    また、鷹や鷲ではあまり見られない集団繁殖をします。ハリスみたいですけれど!

    新米ファルコナーですが、一般の人は、鷲、鷹、ハヤブサは皆同じみたいです。
    ちょっと気がついたので、お知らせします。

コメントする